どうも物語というものは、特にフィクションに限るのですが、現実にはありえないことが多いです。
とはいえ、確実に現実離れしたものが流行った一世代前(?)とは違って、最近は、ありえそうでない話が、私には受けています。
完全なフィクションであるならば、感情移入がなかなか起こりづらいはずなのに、意外と起こるものです。それは、きっと、それが幻想であることが分かっているからなのかもしれません。
しかし、現実に起こりえないフィクションは、逆にこれが厄介です。感情移入の度合いが、半ば諦めたものではなく、そこに現実味が、確実にありえるからです。完全な現実味など、それはもちろん感じてはいませんが、しかし、そこに、身体性にも似たような、現実味を感じさせる何かがあるのです。いったいそれはなんなのかは分かりませんが。
それでも、この現実味を帯びたフィクションに振り回されることで、私は、確実に、幻想に魅力を感じてしまうがために、現実を見ることもできないのかもしれません。とはいえ、それが良いことだとも悪いことだとも、特段感じてはいません。良い悪いで単純に結論付けたくないですし、する必要もないでしょうし。美しい幻想が、私を魅せていてくれる間は、私は、それで幸福を感じるのだからいいのではないでしょうか。
ただ、単に寝る直前に思ったことを書いた雑記です。